市原市牛久の歯科・歯医者、三橋歯科医院です。

本日は女性と男性のむし歯のなりやすさについてお話しします。

 

『どちらが多い?』

むし歯のなりやすさは実は男性と女性では差があります。

厚生労働省の2012年の歯科疾患実態調査調査によると、一人の平均むし歯数(治療済みの歯や喪失した歯も含む)は男性14.7本に対して、女性16.1本となっています。

このように、成人した女性は男性と比べてむし歯になりやすい傾向があるといえます。

 

『唾液の量が少ない』

女性が男性よりもむし歯になりやすい1つ目の理由は、女性は男性に比べて唾液の量が少ないことがあげられます。

唾液には抗菌作用があり、お口の中の細菌を減らす役割をしてくれます。

また、唾液によって食べかすや歯垢が洗い流されますので、唾液の量が減ることでむし歯になりやすくなります。

また女性は男性に比べてお口の中の酸を中和する能力が低いともいわれています。

 

『歯の構造が男性より薄く柔らかい』

女性が男性よりもむし歯になりやすい2つ目の理由は、女性は歯の構造が男性より薄く柔らかいためにむし歯の進行が速く、重篤になりやすいことが考えられます。

 

『女性は甘い物を好む傾向がある』

女性が男性よりもむし歯になりやすい3つ目の理由として、女性が男性と比べて甘いものを好む傾向にあることがあげられます。

また、健康のためにお茶を良く飲むと、飲み物に含まれるカフェインが交感神経を刺激するために結果として唾液の量が減り、むし歯になりやすい口腔環境を作ってしまうということもあります。

砂糖の入った菓子や飲み物もむし歯になりやすい環境を作ります。スイーツを食べながら何時間もカフェでおしゃべりをする女性は、時々水を飲んでお口の中の細菌を洗い流すなどの注意が必要です。

 

『定期的な健診が必要』

しかしむし歯予防をきちんと行っていれば、むし歯になるリスクをかなり減らすことが可能です。

それにはまず3ヶ月に1度程度の歯医者での定期健診を受けましょう。

むし歯はごく初期のもの以外は放っておいても治ることがなく、どんどん悪化していきますので、ひどくならないうちにプロの手で歯垢や歯石を徹底的に除去しましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。

自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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